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NPO法人福祉住環境ネットワークこうち(愛称:ふくねこ)の日々の活動をお伝えしていきます。皆さん、応援してね!(^^)
後半はイベント盛り沢山です
2011年08月28日 (日) | 編集 |
皆さんこんにちは(^^)

セミの鳴き声も少し和らいできましたが、まだまだ暑い日が
続いています。夏バテしていませんか!?

ふくねこの2011年の活動も後半を迎え、主催イベント、参加イベントと12月まで
イベント盛り沢山です!今日はまとめてご紹介します。

イベントが近づいてきましたらまた詳細をお伝えしますので、皆さん
予定に書きこんで、いろいろと足を運んでみてください(^^)♪
※一部以前にお知らせした内容と重複しています。

お問合せ・お申込み先は NPO法人福祉住環境ネットワークこうち まで
             TEL:088-855-4620 FAX:088-843-7582
             メールフォームはこちらをご利用下さい。



9/10(土)
  福祉住環境コーディネーター協会主催
     スキルアップセミナー「認知症の住宅改修ポイント」

    時間:13時~17時 場所:高知職業能力開発促進センター
    ※有料 別途申込み必要 ※お申込みは福祉住環境コーディネーター協会
    
9/11(日)
  第38回高知県リハビリテーション研究大会
   「これでえいかね?!通所サービス~利用者の声から~」
    時間:10時~16時 場所:高知市総合あんしんセンター 3階
    ※9/2までに申込み必要
    ※詳細・お申込みは高知県リハビリテーション研究会
  ★わがふくねこの阿部事務局長が当事者の家族の立場からパネラーとして参加します!
 
9/18(日)
  高知街ラ・ラ・ラ音楽祭'11 HPはこちら
  ★タウンモビリティがプレ稼働します!
   タウンモビリティの高知での活動経緯などはこちらのブログをご覧ください。
    向日葵のように、まっすぐに(理事長個人ブログ)

10/8(土)~9(日)
  リレーフォーライフ高知2011 HPはこちら

10/20(木)
  ふくねこ10月研修会「酒とたばこと男と女 あぁ、脳が泣いている」
                 ~脳ドックで脳の健康管理を~

   講師:高知検診クリニック脳ドックセンター長 朴啓彰先生
   時間:19時~21時 場所:高知市役所鷹匠庁舎 2階会議室

10/22(土)・23(日)
  徳島 とくしま福祉機器展 
  ※詳細はとくしま福祉機器展ちらしをご覧ください。
  10/23(日)は見学会ツアー(有料)も開催します。詳細は福祉住環境コーディネーター協会まで。
  申込書はこちら(←クリック)よりダウンロードできます。

11/5(土)・6(日)
  こうち介護の日2011(高知市内)

11/13(日)
  タウンモビリティを考える会
  講師:NPO法人高齢者快適生活つくり研究会 代表理事 吉永美佐子氏
  時間:13:30~16:45(予定) 場所:高知市保健福祉センター(高知市塩田町)

12/4(日)
  ひとまちふれあいフェスタinこうち
  時間:  場所:高知市

12/10(土)
  福祉住環境ネットワーク会議全国大会 in広島


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ふくねこ8月研修会ご報告
2011年08月26日 (金) | 編集 |
日 時:8月23日(火) 19時~
場 所:高知市役所たかじょう庁舎2階 市民活動サポートセンター大会議室

テーマ:『 認知症について 』
講 師:認知症の人と家族の会 佐藤政子氏 
参加者:会員6名+非会員6名

 今回は、「認知症について」ということで、ご自身認知症のご家族を長年介護されたご経験
があり、またそのご経験を生かし、デイサービスを経営されている佐藤さんにお話を伺いました。

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 前半は、ご自身のお母様を18年、ご主人のお母様を6年と認知症のご家族を介護され、
初めて認知症とわかったときの驚きや 無知だった頃の判断の後悔、介護に至るまでの
経緯をお聞きしました。

 人間誰しもいずれ老いていきます。
両親に介護が必要になった時、認知症がわかった時、子供の自分はどうするか。
一人っ子なら?兄弟がいても誰が面倒を見る?ましてや結婚して家を出ていたら?
今現在、自分の両親が元気なときに、家族で考えたり兄弟で話し合ったりすること、
なかなかない場合がほとんどだと思います。 

 コールセンターで電話を受ける佐藤さんも、認知症がわかったとき、子供さんが
複数いても、お兄さんが面倒見ると思っていた等自分以外の誰かをアテにしている
ことが多く、このせいで兄弟仲が悪くなるケースも多いと言います。

 そして、親、配偶者の認知症に誰がいつ気づくか。気づくのは家族だったり、
ご近所の方だったり、物忘れが始まったのかと少しずつ異変に気づく場合、
ずっと別居していてすっかり変わり果てた姿に対面する場合等。。。それに
よってご家族の受容のされ方も変わってくると思います。
 
 認知症の介護家族の現状はというと。。。

  ・老々介護(ご夫婦が高齢である場合) 
  ・認々介護(介護する方も認知症である場合) 
  ・介護の長期化(認知症は余命宣告されるではない)
    それに伴う複数介護(認知症の親を看ているうちに配偶者が脳梗塞等)

  ・男性介護者の増加 全体の3割
    夫や息子、男性は外部とのコミュニケーションが取りづらく、一人で
   頑張りすぎて虐待や心中に至るケースもあるそうです。 
   
  ・独居老人の増加
  ・人間関係の希薄さ
     全国で100歳以上の行方不明者大勢いたことに衝撃を受けました。
     親の安否を子供が知らない、隠している、ご近所付き合いがない等人間関係の
    希薄さが浮き彫りになりました。
                
  ・地域社会の変化 孤独死や行方不明など
     特に孤独死は男性に多いのだそうです。女性の方が井戸端会議など周囲とコミュ
    ニケーションをとる能力が高いそうです。
  
 現在、特別養護老人ホームは、50人の定員に200人待ち、グループホームでは2廻り待ちと
施設も病院も満床で入居待機人数もなかなか改善されないそうです。
 無理をして引き取って介護して虐待に走ることもあるそうですが、虐待する人には優しい
人が多いのだそうです。

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 後半はご自身のご経験を生かし経営されているデイサービス「きらら」のお話を伺い
ました。

 デイサービスでは、アルツハイマー病、ピック病、レビー小体、そして統合失調症の方
まで対応された実績があるそうです。
 お話しいただいた事例でも改めて感じましたが、当事者、家族のお話は本当に切実です。
症状が進行するにつれて、在宅で看ることは難しくなってくるけれど、受け入れ先がない現状。

 そんな中、民家を借りて経営している「きらら」では、介護の専門職の方が誠心誠意寄り
添っている取組みにも説得力がありました。
 一日中徘徊を続ける人、職員をたたく人、食行動に問題がある人等、どの人もその行動を
起こすのには何かしら原因があり、否定したりやめさせるのではなくその人らしさを受け止
める、また繰り返し行動では法則を見つけてそれを介護に利用する等、当事者に寄り添った
取り組みをされているそうです。
 
 介護する側もお世話をすることが楽しい、その笑顔を見て当事者もだんだん心からの笑顔
になっていく、職員みんなで情報を共有することで、想いも共有できる、佐藤さんが経営する
デイサービスはそんな場所になっているそうです。
「徘徊」も「認知症のお散歩」なんです。

 最後に、認知症の方に接するのに大切な事
「笑顔で声かけをすること」「本人が楽しいと思うことをすること」「大事にすること」
 そして、いい専門医と、いい施設に出会えること。
それが認知症にとって何より救いになるというお話もしてくださいました。

 今回は、どんどん身近に感じてきた「認知症」について、家族の立場、ケアする立場から
貴重なお話を伺いました。
 興味のある方も多く、参加者もいつもより多いようでした。

   
今回お話いただいた佐藤さんの所属する
 「公益社団法人 認知症の人と家族の会」高知県支部
へのお問い合わせ・ご相談は下記まで。
HPはこちら(←クリック)をご覧ください。
  
  【代表者】 佐藤政子
  
  【住所】〒780-0870 高知市本町4-1-37高知県社会福祉センター内

  【電話番号】088-821-2694   【ファックス】088-821-2694

 電話相談(コールセンター家族の会月~金10時~16時)

  【電話番号】088-821-2818   【ファックス】088-821-2818
  


9月はスキルアップセミナー「認知症の住宅改修ポイント」(有料)となっています。
次回の研修会は10月20日(木)
 「酒とたばこと男と女 あぁ、脳が泣いている

        ~脳ドックで脳の健康管理を~
です。タイトルだけでも気になりますね(^^)ぜひご参加ください(^^)♪


◆勉強会へのお問合せ・お申込み先は NPO法人福祉住環境ネットワークこうち まで。
             TEL:088-855-4620 FAX:088-843-7582
             メールフォームはこちらをご利用下さい。

高知県住宅改造アドバイザー事業研修会in梼原のご報告
2011年08月04日 (木) | 編集 |
皆さんこんにちは。

ふくねこでは、昨年から高知県住宅等改造支援事業のひとつとして、市町村で業務に関わる
介護職員向け研修会に講師として伺っています。
昨年は、8月は四万十市、9月は土佐清水市、10月に大月町に行きました。

今年は、5月に日高村、7月に梼原町に行きました。

今日はその梼原町での研修会のご報告です。
研修会は福祉専門職、大工さん等30名ほどの参加者で、皆さん積極的に聴講されていました。

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梼原町の担当者、県の担当者から住宅等改造支援事業の内容説明のあと、ふくねこ・笹岡理事長より、

1.ふくねこの活動について(ネットワーク・定例会、参画事業等)

2.住宅改造アドバイザー派遣の必要性そして、効果

3.住宅改修事例
  ・改修プラン、施工方法はひとつではない、選択肢がある
  ・安価な方法で対応する工夫
  ・手摺等必要ないと言われる方でも、必要な箇所にはサインがある
  ・福祉住環境整備の本当の効果とは

4.建築専門職と会話するために
  ・大事なのは、設置可能不可能ではなく、なぜ必要なのかを伝えること

など、1時間半程度の研修となりました。

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梼原町では今年度は「在宅生活おうえん事業(補助金)」として、町内在住の介護認定を受けていらっしゃらない65歳以上の方、障害児(者)に軽微な住宅改修費(材料のみ)と福祉用具購入費の助成を行っています。もちろん、今後介護認定等を受けることになれば、その助成も使えます。
転ばぬ先の杖を持つことで、少しでも長く在宅で元気に住み続けることができる、一人暮らしの高齢者が多い山間部での大切な支援だと思いました。

会場からは屋外にスロープを設置したとしても、積雪の多い土地では冬は外出もできなくなるという意見がありました。また、手摺でもすべり止め加工して握りやすいもの、平らでリウマチの方でも使いやすい形状があまり知られていないことなど、こちらも新たに気づかせて頂きました。

今月8月は須崎市で研修会です(^^)